講師紹介

長い間、会社員として勤め、２人の子供を0歳児から保育園に預けて仕事をする自分に罪悪感を感じながら、夜寝る前の絵本の読み聞かせが、子供たちとの唯一のコミュニケーションの時間でした。育児の終わりが見え始めたころ、待っていたのは介護。仕事と家庭との両立に悩み、もがきながらも、自分のキャリアも捨てきれず、常にイライラ、周りに当たり散らしながら、自分だけが頑張っていると思っていました。そして、身体の限界にも心の悲鳴にも気づかないまま働き続け、思いもよらない大病に襲われました。 　努力して積み重ねてきた、失くしたくないとしがみついてきたキャリアが崩壊していくような不安、人間関係もうまくいかなくなっていき、どん底の中で出会ったのが「絵本」でした。「絵本は、子供たちだけのものではなく、大人の心をも癒す力がある」私自身が絵本に癒され、自分の人生を見つめ直す大きな大きなきっかけとなり、新たな一歩を踏み出す力となりました。